モグラ退治やモグラよけの方法として、すぐに始められる方法はいくつかありますが、その方法の1つとして挙げられるのが、コーヒーカスを再利用する方法です。
モグラは嗅覚に優れているため、コーヒーのような強烈なにおいを嫌う傾向がありそれをモグラが出没する場所にまくことで、モグラを寄り付かせなくする方法です。
結論を言うと、このコーヒーカスを利用した方法は、一時的な対策になります。こちらでは、コーヒーカスを利用した方法のメリットやデメリットをご紹介します。ぜひ最後までお読みください。
もぐら目もぐら科全種は、農業又は林業の事業活動に伴い、やむを得ない場合のみ、環境大臣又は都道府県知事の許可なく捕獲・採取が認められています。(つまり、例えばモグラにより農業への被害があった時は許可なく捕獲が可能です)
それ以外の理由でモグラの捕獲等を行うことは『鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律施行規則』により禁止されていますので、規則をご確認のうえで対策をたててください。
鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律施行規則のもぐら目もぐら科全種に関する取扱いについては、第十二条、第十三条を参照してください。
モグラ退治・モグラよけにコーヒーは効果あり?
モグラ退治・モグラよけで手軽に始められる方法の1つがコーヒーカスを利用した方法です。
実際、Twitter等でもコーヒーカスでモグラ避けを実践されている方が何人も見つかります。しかし、その多くが根本的な解決には至らず、あまり効果はないと感じているようでした。
地面に、コーヒーいれたあとの豆を撒くと、モグラがいなくなる。しかし別の場所に穴を掘る。鼻がきくのかしら。
— 有坂連 (@sakarenren) June 13, 2013
コーヒーカスに限らず、モグラ避けはピンポイントで一時的にしのぐ対策でしかありません。コーヒーカスを問題となっている土地全体にまかないと、その部分を避けるだけです。
モグラ退治・モグラよけ×コーヒーカスのデメリット
モグラ退治・モグラよけでコーヒーカスを利用するデメリットは以下のものが挙げられます。
一時的な対策にしかならない
モグラ退治・モグラよけでコーヒー豆を使うデメリットは、一時的な対策でしかないことです。
職場の人から聞いたのですが、
— どらねこ (@doranekof14) November 22, 2022
ドリップしたコーヒーカスは木酢液と同じように焦げたようなにおいを発することから、モグラが嫌い逃げていくとの事、
しかし、コーヒーカスのにおいは数日しか続かず持続性がありませんが、
一時的効果はあるそうです。
モグラよけの方法として、コーヒーカスや唐辛子を使い、嗅覚を刺激する方法がありますが、コーヒーカスは時間とともにその効果も薄れていくので、一時的な効果しか得られません。
Twitterで調べた限りでは、コーヒーカスよりも唐辛子の方が効果が得られているようでした。
畑の場合作物に悪影響が出る可能性がある
コーヒーカスは、実は畑やガーデニングで肥料としての使い道にも注目されています。
ですが、コーヒーカスをそのまま畑にまくとカフェインや窒素などの成分が土壌に影響し、作物の成長を阻害してしまう恐れがあるので、そのまままくのは推奨されていません。
凄いですね😂 豊かな自然を感じます 笑
— やまさん@まだ財源で消耗してるの? (@Kabuchan16) March 21, 2022
土壌の未熟有機物が多いとミミズが増えてモグラが来やすいと聞いたことがあります。
なので時が経って完熟すれば被害は減るかもです。
ちなみにコーヒーカスは初年度は生育に悪影響らしいので、庭の隅で1年くらい置いて堆肥化させてから撒いた方が良いかもです
そのため、肥料として使う場合は、コーヒーカスを堆肥になるよう発酵させて使います。しかしそうなると、モグラよけの効果を期待したいコーヒーの刺激臭は失われていきます。
畑ではなく、例えば庭を囲うようにまきたいということであれば直接使用できますが、コーヒーカスを作物を育てている畑にまくことはデメリットがあると覚えておきましょう。
モグラ退治・モグラよけ×コーヒーカスのメリット
モグラ退治・モグラよけでコーヒーカスを利用するメリットは以下のものが挙げられます。
手軽に始められる
モグラ退治・モグラよけの方法として、コーヒーカスは手軽に始められるのがメリットです。
庭にモグラが侵入したと思われ、対策に苦労しています。良い知恵があったらご教示くださいませ。ここ何年もいなかったのに最近やって来たのは、近くの古い果樹園がなくなり、宅地造成の工事が始まったからと見ています。とりあえずコーヒーのカス集めします。
— 葉風そよこ (@ezoengo) June 12, 2023
毎朝コーヒーを飲む方であれば、コーヒーカスは1ヶ月もあればかなり貯まるはずです。もしピンポイントでモグラが来ないようにしたいなら、試してみる価値はあるでしょう。
ただし、前述の通りコーヒーカスの香りを利用した忌避は一時的な効果になります。新しいコーヒーカスを随時追加して、実際に効果が感じられるか試してみましょう。
モグラ以外の生物への効果
コーヒーカスは、モグラ以外の生き物にも忌避の効果があると提唱されています。
蟻などの昆虫やナメクジなど、植物に害をなす可能性がある生き物から植物を守るために、植物が生えている場所を囲うようにして、コーヒーカスをまいてみましょう。
ただし、生育抑制に影響する可能性があるので、植物から少し離れた場所にまきます。
モグラ退治・モグラよけ×コーヒーカスが効果がない場合
モグラ退治・モグラよけは、劇的な忌避効果を感じている方はほぼいらっしゃいません。
おはようございます🌞
— seri (@seri99133627) January 3, 2022
10日位前から、実家の庭を
モグラさんが穴を掘りまくり、
あちこちに土を盛り上げてます。
モグラ用の薬、チューインガム、コーヒー☕️カス、
どれも効果無し😮💨
いい方法ご存知でしょうか?#モグラ対策#土がモリモリ#空気階段ではないよ
中には、コーヒーカスをまいても、意に介さずかきだされていたという方も。
モグラ対策として期限切れのコーヒー豆をモグラ穴にいれといたそうです(翌朝全部かきだされてた)
— ゆん(まめ)🐢🌱 (@hashyun3326) December 30, 2022
コーヒー豆は、それこそ時間が経つにつれてコーヒー特有の香りは失われていきます。なので、あまり香りがないコーヒー豆やカスをまくと、期待した効果は得られません。
新鮮で、刺激臭がよく残っているコーヒー豆であれば、一時的な効果を得られますが、時間とともに失われていくので、継続してまくか、その他の対策が必要となります。
モグラよけが目的であれば、専用の商品を使う方が対策としては有効です。