もぐらは縁起が悪いの?縁起が良いの?

私たちが普段目にする生き物も、時には縁起が悪いといわれることがあります。

例えば、黒猫が前を通り過ぎると不吉である、縁起が悪いとも言われていますし

朝のクモは縁起が良いとされる一方で、夜のクモは縁起が悪いと言われています。

では、普段はあまり目にしませんが、土の中に沢山いるもぐらはどうでしょうか。

結論から言えば、一般的にもぐらが縁起が悪いといわれることはほぼありません。

こちらではもぐらと縁起に、そして実際にあり得る被害についてご紹介します。

目次

もぐら目もぐら科全種は、農業又は林業の事業活動に伴い、やむを得ない場合のみ、環境大臣又は都道府県知事の許可なく捕獲・採取が認められています。(つまり、例えばモグラにより農業への被害があった時は許可なく捕獲が可能です)

それ以外の理由でモグラの捕獲等を行うことは『鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律施行規則』により禁止されていますので、規則をご確認のうえで対策をたててください。

鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律施行規則のもぐら目もぐら科全種に関する取扱いについては、第十二条、第十三条を参照してください。

縁起が良い生き物と縁起が悪い生き物

そもそも、この生き物は縁起が悪いといわれるものは、全て過去に作られた迷信です。

また、それらの生き物に対する考え方は、国や地域によって全く変わってきます。

例えばクモは朝は縁起が良い、夜は縁起が悪いのようなイメージがありますが

クモは家の中にいる害虫を駆除してくれる益虫として大切にする地域もあります。

また、コウモリも不吉のイメージがある生き物ですが、中国ではそうではありません。

ネズミが100年生きるとコウモリに変わるとも言われ、縁起物の1つとなっています。

もぐらは縁起が悪いの?縁起が良いの?

もぐらに関しては、それが縁起が悪いというような迷信や言い伝えはありません。

逆に、境内に現れた金色のもぐらを縁起の良いものとして展示している神社ならあります。

昔々日本にはこんな神話がありました。明日は檜になりたいなあ〜。(明日檜の話)
俺だって龍になって空を飛んでみたい。(土竜の話)ある日、星宮神社の境内から突然黄金の土竜が出現。
当社は昔から巳がしめ縄飾りになっております。一説には龍との話もあります。
当社では大変縁起の良い土竜(竜)を新たに境内に祀ることになりました。
明日桧(あすなろ)の大木で奉製しました黄金の柱「あすなろ竜神御柱」です。

あすなろ竜神御柱|下野星宮神社

金色のもぐらとは大変珍しいですが、それが神社に現れるなんてなおさら凄いですよね。

普段見かけることも珍しいのに、金色の姿で出てきたのは何かを伝えたかったのかもしれません。

もぐらは土竜と書きますし、その文字自体もまったく縁起が悪いようなイメージは持ちません。

ですが、コウモリの例もあるように、海外ではまたもぐらへのイメージは違うかもしれませんね。

もぐらによる被害

もぐらは普段、地中に長いトンネルを作り、その中を行ったり来たりして暮らしています。

そして生き物が動く音や振動に敏感に反応して、ミミズや昆虫を主食として食べています。

もぐらはミミズが豊富にいる場所を好むので、栄養が豊富でミミズが多い畑にも侵入します。

もぐら自体は肉食なので、人間が育てた野菜などをかじったり食べたりすることはありません。

しかし、畑の作物の根っこを掘り返したり、掘った穴からネズミが侵入して野菜をかじると

作物がダメになってしまいますので、結果もぐらの行動によって畑に被害がでてしまうのです。

そういった被害を避けるためには、モグラを捕獲したり、忌避グッズ等を使うのが効果的です。

ちなみに、もぐらよけとして畑や田んぼに赤い彼岸花が植えられていることがありますが

彼岸花には毒もあるので、縁起が悪いようなイメージで話題に挙がることもありますよね。

それで、彼岸花と関連してモグラはどうなのだろうと気になった方もいるのかもしれません。

なお、彼岸花はもぐらよけに効くと信じられてきましたが、実際はあまり効果はないようです。

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