数あるモグラよけの方法の中で、モグラが嫌う植物を利用した方法は古くから知られています。
モグラが嫌う植物の代表的な存在として知られているのが、赤い花を咲かせる彼岸花です。
彼岸花の球根の毒がモグラよけになるという理由から、よく田畑に植えられていますよね。
こちらの記事では、モグラが嫌う植物と、その実際の効果についてご紹介します。
もぐら目もぐら科全種は、農業又は林業の事業活動に伴い、やむを得ない場合のみ、環境大臣又は都道府県知事の許可なく捕獲・採取が認められています。(つまり、例えばモグラにより農業への被害があった時は許可なく捕獲が可能です)
それ以外の理由でモグラの捕獲等を行うことは『鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律施行規則』により禁止されていますので、規則をご確認のうえで対策をたててください。
鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律施行規則のもぐら目もぐら科全種に関する取扱いについては、第十二条、第十三条を参照してください。
モグラが嫌う植物(彼岸花と水仙)
モグラが嫌う植物として
- 彼岸花(ヒガンバナ)
- 水仙(スイセン)
この2つがよく知られていますが、実はスイセンもヒガンバナ科に属する植物です。
これらのヒガンバナ科の植物にはリコリンをはじめとする毒性の強い成分が含まれており
モグラはその毒性を嫌い、彼岸花や水仙に近づかなくなる、と言い伝えられてきました。
しかし実は、彼岸花も水仙もモグラ忌避にはあまり効果がないと最近では言われています。
彼岸花や水仙を植えてある畑にも、モグラはどんどん侵入して穴をあけてしまうようです。
モグラが嫌う植物(野菜編)
モグラ忌避の為に、モグラが嫌う野菜をうえて対策をしている方も多くいらっしゃいます。
モグラよけに役に立つ野菜としては
- 唐辛子
- ニンニク
- ネギ
この辺りがよく知られており、唐辛子はその実や粉末を忌避のためにまいてモグラよけにします。
唐辛子のカプサイシンは熊スプレーにも使われる刺激が強いものなので、モグラにも有効です。
なので唐辛子は植えれば忌避になるというよりは、実の辛みを忌避の為に利用するものです。
ニンニクやネギは、その成分や強烈な香りからモグラを寄せ付けないといわれているものです。
ワケギ&ジャンボニンニク(≧∇≦)雨のお陰で立派に育ってます(*^^*)ジャンボニンニクは大きくなったら他の野菜の周辺に移します~モグラ対策にジャンボニンニクが役にたってます🎵強烈な匂いのためモグラが近寄って来ないみたいです✨#家庭菜園 #野菜 #ワケギ #ニンニク pic.twitter.com/MNPmQDuWtm
— ネネさん農園 家庭菜園(≧∇≦) (@CcFpxs) October 19, 2022
ですが、ニンニクは効果を感じている方もいれば、効果を感じられていない方もいました。
ハウスの周りにニンニクを植えてかなり大きくなった。一応モグラ除けに植えたが全く効果なし。モグラが入り放題で畝が崩れて畝直しで汗だらだら。
— 安田いちご園(ぱじぇろみに) (@namao1905) November 18, 2016
しかしうちは花が見えないなぁ。一応蕾があります。 pic.twitter.com/SL8siuhPNa
ネギに関しても効果ありとの情報もありますが、効果をあまり感じられていない人もいます。
畑の端っこにネギを植えるとモグラが入って来ないよ、と聞いてやってみたけど中央をブチ抜かれたの図😂#家庭菜園 pic.twitter.com/eI9KhLkhGZ
— ゆこゆこ (@Y4qCGYeud9h46Oq) May 20, 2023
ですので、彼岸花や水仙も含め、確実にモグラよけになる植物はなかなかなさそうです。
モグラが嫌う植物まとめ
植えればモグラよけになるとされる、モグラが嫌う植物についてご紹介しました。
昔からモグラよけになると伝えられている彼岸花も、実際はあまり効果がありません。
モグラ対策では、専用の忌避剤を使うか、捕獲機などを使って1匹ずつ駆除するのが有効です。