モグラは水攻めで退治できる?水を入れるとどうなるの?

モグラ退治・モグラよけとして、モグラの穴に水を入れて水攻めしている方もいます。

確かに、モグラが生活している穴の中に水を入れると溺れて退治できそうですが

結論としては、モグラへの水攻めはあまり効果的な方法とは言えないようです。

モグラの穴の構造や、モグラの普段の生活について知るとその理由が分かります。

目次

もぐら目もぐら科全種は、農業又は林業の事業活動に伴い、やむを得ない場合のみ、環境大臣又は都道府県知事の許可なく捕獲・採取が認められています。(つまり、例えばモグラにより農業への被害があった時は許可なく捕獲が可能です)

それ以外の理由でモグラの捕獲等を行うことは『鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律施行規則』により禁止されていますので、規則をご確認のうえで対策をたててください。

鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律施行規則のもぐら目もぐら科全種に関する取扱いについては、第十二条、第十三条を参照してください。

モグラに水攻めするとどうなるの?

モグラの穴に水攻めすると、よほどの量を流し込まない限り全て吸い込まれるだけです。

モグラは地中の中に穴を掘って暮らしていますが、その穴の長さは想像以上に長く

時には200m以上になるとも言われているため、穴を水で満たすことはほぼ不可能です。

もし穴の近くにモグラがいても、水攻めされたらすぐに穴の奥の方へと逃げられますし

水はどんどん土の中にしみこんでいきますので、水攻めは効率の良い方法とは言えません。

大きな水槽の水をモグラの穴に流し込んだら、全て吸い込まれたという方もいました。

それ以上に大量の水を流し込めば、もしかするとモグラは逃げてくれるかもしれませんが

モグラは危険を察知すると、また別の穴を掘り、別の経路から侵入してきます。

水代ももったいないので、モグラを撃退したいなら水攻めとは違う方法が効果的です。

モグラは水いっぱいの田んぼもへっちゃら

モグラの被害の1つとして、水田を囲う畦(あぜ)等に穴をあけられる被害があります。

畦とは、田んぼと田んぼの境に泥土を盛り、水が漏れないようにした部分のことです。

ここに穴をあけられると水が漏れてしまうため、モグラは水田作りにおいて害獣です。

ですが、水田に穴をあけるということは、つまり多少の水は意に介さないということ。

水田の水の量で退治が無理ならば、ホースなどで水を流し込んでも効果は薄いでしょう。

モグラの穴に水を流し込むとどうなる?モグラと水攻めまとめ

モグラを捕まえて、バケツなどにいれて、水を入れておくとモグラはいずれなくなります。

そもそもモグラはエネルギー効率が悪く、エサを食べないと1日程度で餓死してしまいます。

しかし、モグラが水に弱いなら、そもそも大雨などが降ればひとたまりもありません。

ですがモグラは多少の水はへっちゃらのようなので、水攻めはあまり有効ではないようです。

モグラ退治・モグラよけをしたいなら、もっと現実的で、継続できる方法を選びましょう。

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